2010年1月25日月曜日

1/25米子~高橋コレクション~Cafe THE PARK

今日、米子での仕事は16時頃に終えたので、車に積んできた自転車で街を散策しました。

まずは米子市美術館で行われている「高橋コレクション neoteny japan」観覧。現代美術コレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎氏の所蔵群を、ここ米子で観るという稀有な体験でした。

世界的に評価されている30代40代の活きのいい(!?)現代美術家たち、
やはりこうして並べられると納得せざるを得ませんね。会田誠・小沢剛・加藤泉・束芋・照屋勇賢・奈良美智などなど、あえて米子でみることで、彼らの文脈が身近に感じられた気がします。

美術館を出ると既に日も落ち、お腹もすいたので噂のカフェに向かいました。
風は冷たいし折り畳み自転車はこぎ難い・・それでやっとたどり着いたのが、
Cafe THE PARK
http://www.thepark.co.jp/


ちょっとこんなにきれいな敷地内にボロ自転車を入れたら申し訳ないな~と躊躇していたら、
ちょうどホールの方が出てこられて「どうぞ、こちらに置いてください」と案内して下さいました。





ソファ席に座って注文したのが、鳥取牛ステーキ山葵マヨネーズソース(正確なメニュー名忘れました)をメインにしたコース。
もちろん肉もうまいのですが、ソースが絶品!
ソースだけでもお持ち帰りできないか~と思ったほど!





~~中略~~(全てが旨かったので、書ききれない・・)
そして食後のカフェオレに追加したのがこのフルーツたっぷりのミルクレープ。
これ、マジでヤバイ!!一口目で思わずため息をついてしまいました。なんでも生地は徹底的に研究・試作した末の一品だそうです。そして、ふんだんに織り込まれたフルーツそのものの風味が存分に生かされ、甘すぎないその食感は何とも表現しがたい絶妙のハーモニーを奏でていました!!
周囲はカップルや女友達同士といった中、男ひとり、幸せな時を過ごしました。
スタッフの方すみません・・浮いた客でした・・・
カフェ開店を夢見る大阪在住の友人に「ここで修行したらどう?」と写メを送ったら、非常に乗り気に。
いやぁ~本当にゆったりできるいい空間でした。たぶん他のメニューもおいしいのだろうと想像できます。お薦め☆

2010年1月24日日曜日

手錢記念館

 只今出張で、鳥取県の米子にきています。せっかくなので立ち寄ったのが、島根県出雲市。
実は気になっていたミュージアムがあって、足を伸ばしたというわけです。それは、出雲大社からも程近い「手錢記念館」です。

 江戸時代初めから造り酒屋を営んできた手錢(てぜん)家が所蔵する様々な分野の美術工芸品を公開しています。
 江戸時代末期の米蔵と酒蔵を展示室としています。
・・・と、ここまでは各地方によくありそうな記念館の説明なのですが、
ここを舞台に現代美術のプロジェクトが2008年より始まっているのです。一枚目の写真は、こちらの家屋の屋根裏部屋で、映像他のインスタレーションにも使われたそうです。山陰地方で現代美術、とても興味深い取り組みですし、是非2010には拝見に行きたいな~と思っていたところに米子出張の予定が入り、今日早速出かけてみた次第です。

こちらの仕掛け人ご本人にはお会いできませんでしたが、現在の当主である手錢ご夫妻から色々とお話を伺うことができました。
「酒蔵」といえば、2009年夏に群馬「中之条ビエンナーレ」で使わせていただいた「旧廣盛 酒造」の酒蔵を思い出します。私はそこを一面池にして、みかんの皮の炭を吊ったわけですが、結局今現在は取り壊し工事が行われています。痛みが激しく修復不可能だったそうです。少し寂しい気もしますが、私の造った不思議空間(?)が確かにそこにあったという記憶だけで十分のようにも思えます。その儚さが、私の作風にも合致していると。
さて出雲のアートプロジェクト、毎年秋に行われるようですので皆さんも要チェック!!


2010年1月11日月曜日

第53回宝塚市展

 1月10日、午後1時から約4時間にわたって宝塚市展洋画部門の審査をしてまいりました。
 以下はあくまでも一個人の私感です。
 宝塚市展は、数ある公募美術展の中でも人間味ある温かい展示が行われてきたと認識しています。私が参加するようになってまだ年数は浅いですが、手作りの市民美術祭とでもいいましょうか。限られた予算の中、市財団の方々のご尽力と出品されるみなさんの熱意によって運営されているわけです。
 阪神淡路震災から15年。そして53回目を迎える宝塚市展。地域社会の行く末をしっかりと見据え、これからの展開を考える節目ではないかと考えています。アートを介して人と人がつながり、その輪が広がっていく街づくり・・・ この市展をベースとして、市民がアートを利用して本質的に豊かな暮らしを創出してほしいと願っています。
 昨年お隣の西宮市で「西宮船坂ビエンナーレ」という国際アートプロジェクト構築に関わりました。小さな里山集落が一致団結し、2009年のプレイベントをやり遂げました。実は2010年秋に本番、第一回展を予定しています。
 一方で歌劇の街宝塚は、音楽をはじめ映画・美術・伝統芸能など芸術文化の発信地として無限の可能性を秘めていると思います。まだまだその資産を活かし切れていないのが現状でしょう。宝塚でアートプロジェクトを・・・という思いは強くあります。宝塚市仁川に生まれ、美術に携わっている私の責務でもあると思います。
 さて、1月17日(日)10時~、宝塚市展会場の宝塚ソリオホールにて行われる作品講評会および表彰式に出席いたします。アートで街も人も楽しくしたい!そんなお話をできたらいいなと思います☆