2010年1月24日日曜日

手錢記念館

 只今出張で、鳥取県の米子にきています。せっかくなので立ち寄ったのが、島根県出雲市。
実は気になっていたミュージアムがあって、足を伸ばしたというわけです。それは、出雲大社からも程近い「手錢記念館」です。

 江戸時代初めから造り酒屋を営んできた手錢(てぜん)家が所蔵する様々な分野の美術工芸品を公開しています。
 江戸時代末期の米蔵と酒蔵を展示室としています。
・・・と、ここまでは各地方によくありそうな記念館の説明なのですが、
ここを舞台に現代美術のプロジェクトが2008年より始まっているのです。一枚目の写真は、こちらの家屋の屋根裏部屋で、映像他のインスタレーションにも使われたそうです。山陰地方で現代美術、とても興味深い取り組みですし、是非2010には拝見に行きたいな~と思っていたところに米子出張の予定が入り、今日早速出かけてみた次第です。

こちらの仕掛け人ご本人にはお会いできませんでしたが、現在の当主である手錢ご夫妻から色々とお話を伺うことができました。
「酒蔵」といえば、2009年夏に群馬「中之条ビエンナーレ」で使わせていただいた「旧廣盛 酒造」の酒蔵を思い出します。私はそこを一面池にして、みかんの皮の炭を吊ったわけですが、結局今現在は取り壊し工事が行われています。痛みが激しく修復不可能だったそうです。少し寂しい気もしますが、私の造った不思議空間(?)が確かにそこにあったという記憶だけで十分のようにも思えます。その儚さが、私の作風にも合致していると。
さて出雲のアートプロジェクト、毎年秋に行われるようですので皆さんも要チェック!!


1 件のコメント:

のんちゃん さんのコメント...

鳥取写真を撮ってる知り合いに伝えておきますね!