2007年12月19日水曜日

Suchan Kinoshita と Paul Thek、カールスルーエのZKMにて


NO PHOTO だったので、記憶をもとに図を描いてみました。


Paul Thek

Werkschau im Kontext zeitgenössischer Kunst

(In the Context of Today's Contemporary Art)


Paul Thek(1933-1988生没ともにニューヨーク)の

現代美術における歴史的意義を確認しようというこの展覧会。

公私コレクションを一同に集めて展覧するとともに、

後の世代の現代美術作家の作品も配置することで、

その関係性や諸相を明らかにしているということです。


Paulはドイツとアイルランドの家系の両親を持ち、

アメリカで生きたこの時代、ちょうどベトナム戦争があたりますね。

とにかく多岐にわたる手法で表現しています。

ミニマルなもの、宗教儀式をイメージさせるもの、肉片、自分の体のパーツ、社会への・・・

そうしてAidsで最期を迎えました。




さて、ここに出品していたのがSuchan Kinoshitaです。実はファンでして(^^; 写真ありました↓ http://www02.zkm.de/thek/index.php?option=com_content&task=view&id=20&Itemid=51


私の記憶とかなり違ってましたね~すみません

あくまでもイメージということで・・


Staubstelle(埃の位置)という題のインスタレーション。

大きな棚(高さ4m,幅4m,奥行き90cm)を作り、

書類やTシャツ、丸めた紙、オブジェ、等々が 置いたり掛けたり貼ったりされています。

それらが船舶についているようなシンプルな照明で照らされています。

右下にある大きな砂時計のようなもの、 透明な緑色のオイルがゆっくりと下側に落ちていました。

さらに左上の側面壁に小さなモニターが取り付けてあり、

この作品の裏側をリアルタイムで映し出していました。

そして私の心を鷲掴みにしたのが、

左上背面に小さな木の葉のような形の穴があけてあったことです!

しかもそのくりぬかれた断片は右上の棚に置いてあるのです。


梯子の下の椅子と右側にぽつんとある椅子は同じものです。

表面は白いネットで覆われていますが、これは既製品ではなく、

おそらく発泡性の樹脂をチューブからジグザグに出し、

それを何度も重ねてフェンスのような状態に固めたのではないかと思います。


感想はまだ書きたくありません。 もう少し自分の中で味わっていたいので・・


皆さんはこの作品を見て、何を思いますか?

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